平田プロ初の4番弾「ずっと4番を張れるように」

[ 2014年4月7日 05:30 ]

<中・巨>4回、平田は中越え1号2ランを放ちルナ、長島コーチ迎えられる(右から)

セ・リーグ 中日4-3巨人

(4月6日 ナゴヤD)
 中日の新4番に待望の一発が生まれた。0―1の4回無死一塁、大竹の低めのスライダーを平田が中越えに1号逆転2ラン。谷繁兼任監督の新打線の核と期待される26歳が、プロ初の「4番弾」でチームの連敗を4で止めた。

 「今年はつなぎの打撃をしようと思っていたけど、自分らしさが欠けていた。まずはしっかり振ろうと心がけて打席に入った。ずっと4番を張れるように1試合、1試合集中してやりたい」

 打率こそ・324だが、この日の2ランを足しても打点は4。勝負強さが売りのはずが、気負いすぎて好機での凡退が目立った。この日は試合前のフリー打撃から強振することに専念。最大の武器を取り戻し、価値ある決勝弾を放った。「(1番の)大島さんらが打率もよくてランナーのいる場面で多く回ってくると思うので、チキンハートにならないように頑張ります」

 ただ、その後の第3、4打席はいずれも好機で凡退。谷繁兼任監督からも「ホームランは良かったけど、後の2打席。もう1本というところで打ってこそ4番になる」と辛口評価された。真の4番への挑戦は始まったばかりだ。

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2014年4月7日のニュース