ゴメス開幕9試合連続安打 シーツ以来球団助っ人最長記録

[ 2014年4月7日 05:30 ]

<ヤ・神>8回1死一、三塁、適時内野安打を放ち、山田コーチ(右)とタッチを交わすゴメス

セ・リーグ 阪神15-8ヤクルト

(4月6日 神宮)
 ヒットパレードが鳴りやまない。それどころか、一層ボリュームが上がっていく。阪神のゴメスが来日初の猛打賞。7~9回に3イニング連続適時打、そして虎の助っ人としては06年シーツに並んで最長タイとなる開幕9試合連続安打となった。「全力で取り組んでいる結果」という言葉が実に頼もしい。

 「打点を挙げるチャンスでも、あまり考えず、打てる球をしっかり打とうと思った」

 四球、捕邪飛、遊ゴロと、最初の3打席で快音を響かせることはなかった。その中で徐々に合い始めるタイミング。4点を追う7回、それが結果となって現出した。上本、大和の連打で生まれた1死一、三塁の好機。左腕・八木の2球目を豪快に引っ張ると、白球はドンピシャで左翼線上に弾んだ。あと数センチ左ならファウル、その後の逆転劇もなかっただろう。マートン、新井良も安打で続き、この回1点差に迫ったことが、ベンチのムードを一変させた。

 2点を追加されて5―8で迎えた8回にも、大和の2点打に続いて1死一、三塁から遊撃へ同点の適時内野安打。6得点での大逆転につなげた。こうなれば9回は流れに身を任せるだけ。1死一、三塁から右前へ3本目の適時打を飛ばした。

 好調の秘けつを「徹底したデータ分析」だと語る。「スコアラーが持つデータはもちろん見る。マートンも僕より長く日本でやっているし、この投手はこんな球を投げる…とか教えてくれる」。

 日本野球へ対応しようとする姿は、意外なところにも表れた。前日5日の試合前。ベンチ前で組まれた円陣の中央にはゴメスがいた。戦いへ闘志を高める瞬間。何を話すのか―。ナインがいぶかしがっていると、何やらスペイン語でまくし立てたという。周囲は一切理解できず、頭に「?」が浮かぶ。ただ、締めの一言。これを合図に気合を入れるという掛け声を、新助っ人はこう発した。

 「サア、イコウ!」

 突然の日本語に、周囲は大爆笑。空気は和み、敗れはしたものの、猛打を振るうツバメに必死に食い下がることができた。今や虎に欠かせない存在。いよいよあす8日、絶好調の打棒とともに甲子園に見参する。

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