呉昇桓公式戦初カーブ 緩急で空振り三振奪った

[ 2014年4月7日 08:52 ]

<ヤ・神>最後を締めた呉昇桓(右)はナインとハイタッチ

セ・リーグ 阪神15-8ヤクルト

(4月6日 神宮)
 阪神の守護神・呉昇桓が7点リードの9回に登板し、1安打を許したものの、無失点に封じた。

 「集中していった」。強風と寒さで厳しい環境での出番となったが、任務遂行の後は「寒いと言って自分だけ投げないことはできないと思う」と「石仏流」のジョークで報道陣を笑わせた。

 先頭の相川には中前打されたものの、続く西浦への3球目には公式戦で初披露となるカーブを投じ、最後は140キロのカットボールで空振り三振。2死から山田のバットも空を切らせ、長いゲームに終止符を打った。

 7点差があり、2セーブ目こそ付かなかったが、収穫十分の18球となったに違いない。試合後は右手中指の爪が割れ、治療する場面もあったが「大丈夫です」と問題なしを強調。「石仏」は愚直に腕を振っていく。

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2014年4月7日のニュース