工藤氏「2人に無視されたと…」 吉井、仁志氏と新入生デビュー

[ 2014年4月7日 16:05 ]

筑波大大学院の入学式に出席後、新入生として抱負を語る(左から)吉井理人、工藤公康、仁志敏久の3氏

 この春から筑波大大学院(茨城県つくば市)の人間総合科学研究科で体育学を専攻する元プロ野球選手の工藤公康さん(50)、吉井理人さん(48)、仁志敏久さん(42)の3人が7日、入学式に出席し、新入生としてのスタートを切った。

 工藤さん、吉井さんにとって「学校に通うのは高校生以来」。緊張した表情で学長の式辞に聞き入った。いずれも社会人特別選抜入試を利用。けがの予防につながるトレーニング方法やコーチング理論などを研究する。

 「子どもがけがをせずに野球やスポーツで夢を追えるような研究がしたい」と工藤さん。吉井さんは「(プロ野球コーチ時代は)経験だけが頼りでうまく選手に伝えられなかった。今後コーチをする機会の準備をしたい」。

 仁志さんは「プロとして感覚でやれた部分を、どのレベルの選手にも説明できる指導に生かしたい」と抱負を語った。

 同じタイミングでの入学は偶然で、工藤さんは「面接の時、前に座っていた2人に無視されたと思っていたら、実際には気付いていなかったと後で分かった」と笑わせていた。

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2014年4月7日のニュース