青木の“忍者ばり”1イニング2好捕でロイヤルズ初連勝

[ 2014年4月7日 05:30 ]

ホワイトソックス戦の5回、右翼線に二塁打を放つロイヤルズ・青木

ア・リーグ ロイヤルズ4―3ホワイトソックス

(4月5日 カンザスシティー)
 まさに忍者だ。ロイヤルズの青木が2つのスーパーキャッチでチームに今季初の連勝を呼び込んだ。「相手に流れがいってしまいそうな展開の中、ああいうプレーができたのは凄く自信になった」と振り返ったのが、8回のプレーだった。

 1点を返され、なお無死満塁。中堅手のケーンが太陽で飛球を見失った。手を振って合図した瞬間、右翼から猛ダッシュで近くまで来ていた青木が代わりに捕球した。「見えづらいのは分かっていた」。ブルワーズ時代に俊敏な動きから付けられた愛称は「忍者」。ケーンには「ノリ(青木)だけが頼りだった」と感謝された。犠飛で同点も最少失点で食い止めた。その後、2死一、二塁の場面でも右翼後方への大飛球を背走して倒れ込みながら好捕。2つの好守で救い、直後のチームの勝ち越し劇を演出した。

 攻撃でも5回に2試合連続安打となる右翼線二塁打。今季初盗塁となる三盗も決め、バトラーの犠飛で生還してチーム3点目を演出した。走攻守にわたる活躍を見せ、ネド・ヨースト監督に「試合を救った」と絶賛された。

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2014年4月7日のニュース