作新学院・中村が2長打で4番の仕事 それでも自己採点「30点」

[ 2013年8月10日 14:18 ]

<桜井・作新学院>1回2死二塁、作新学院・中村は右越えに先制適時二塁打を放つ

第95回全国高校野球選手権大会1回戦 作新学院17―5桜井

(8月10日 甲子園)
 作新学院は2年生の中村が2長打で2打点を挙げ、4番の役割を果たした。

 初回2死二塁の先制機、「絶対に打ってやろう」という強い気持ちで打席に立った中村。高めのスライダーを引っ張って右越え適時二塁打とし、チームに先制点をもたらした。「甲子園初ヒットが長打でうれしい」と笑った2年生。小針監督も試合のポイントに先制打を挙げ、「初回から4番が仕事をしてくれた」と称えた。

 チームは終盤も攻撃の手を緩めず、15安打17得点で圧勝。6回にも右中間を深々と破る適時三塁打を放った中村は「周りもしっかり打てていたので、この点数になった」とチーム一丸の勝利を強調した。

 栃木大会では4試合で4番を務めたが、決勝では大役を山下主将に譲っていた。この日の打順は「試合前に聞いた」と言い、「4番を任せてもらって緊張するけど、よく打てた」と胸を張った。それでも自己採点は「30点か40点」と辛口。一昨年の4強、昨年の8強超えを目指し、「相手も強くなっていくので、もう1回引き締めてやっていきたい」と早くも次戦を見据えた。

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