鳥取城北　痛恨のスクイズ空振り「構えが遅れた」

＜熊本工・鳥取城北＞８回１死三塁、阿部はスクイズ失敗空振り（投手・山下、捕手・本田）

第９５回全国高校野球選手権１回戦 鳥取城北２―３熊本工

（8月9日 甲子園）
　＜鳥取城北＞あと１点が遠かった。

　８回に平山の適時三塁打で１点差に迫って、なおも１死三塁。ここで山木博之監督は３番阿部にスクイズを指示したが、阿部は「構えが遅れた。追い付けたのに自分の準備不足で申し訳ない」と空振り。同点機を逸した。指揮官は「あそこで追い付いていれば違った。迷ったけど打たしてやれば…。かわいそうだった」とかばい、三塁走者の平山も「あいつ（阿部）の方がつらい」とチームメートの胸中を思いやっていた。