プロ１１年目の初サヨナラ打　鶴岡「どうリアクションしていいか…」

＜日・ロ＞１０回１死三塁、サヨナラ打を放った鶴岡はガッツポーズ

パ・リーグ 日本ハム３―２ロッテ

（8月10日 札幌Ｄ）
　うれしい初体験だった。２―２で迎えた延長１０回１死三塁、日本ハム・鶴岡がサヨナラ打。ナインの手荒い祝福に顔をくしゃくしゃにしたヒーローはお立ち台で声を弾ませた。

　「実はボク１１年目で初めてのサヨナラ打なんですよ。どういうリアクションとっていいのか分からなかったんですけど…気持ちよかったです」

　重苦しい雰囲気が続いていた。失策絡みでロッテに２点の先制点を献上し、何とか追い付いたものの、その後のチャンスにあと１本が出ない。そして迎えた１０回のサヨナラ機。鶴岡は「たくさんのファンが入っていたので絶対に打ちたいと思って強い気持ちで打席に入った」の言葉通り、ロッテ・藤岡の初球を叩き、激闘にピリオドを打った。

　今季２度目のサヨナラ勝ち。現在、チームは最下位に低迷しているが、鶴岡は「たくさん試合は残っているので、チーム一丸となってファンとともに戦っていきたい」と巻き返しを誓っていた。