鳴門、夏33年ぶりの勝利!松本が大会通算40本目の満塁弾

[ 2013年8月10日 10:22 ]

<鳴門・星稜>7回2死、鳴門・松本が左越えに満塁本塁打を放つ

 第95回全国高校野球選手権大会第3日は10日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、第1試合では4季連続、夏は2年連続8度目出場の鳴門(徳島)が松井秀喜氏の母校で6年ぶり16度目出場の星稜(石川)を12―5で下し、夏の甲子園で33年ぶりとなる勝利を飾った。

 鳴門が板東、星稜は岩下の両右腕が先発。両チームとも好機を生かせずに0―0で迎えた5回、鳴門は1死一、三塁から9番・鳴川の投ゴロ併殺崩れの間に三走・松本が生還し、待望の先制点を挙げた。

 直後の6回1死二塁から星稜の5番・丸山に左翼線適時二塁打を許して同点に追い付かれたが、7回に鳴門打線が爆発した。2つの四球と敵失で1死満塁のチャンスをつかみ、2番・甲本が右中間へ走者一掃の三塁打を放って3点勝ち越すと、2死三塁から4番・伊勢の右前適時打、再び満塁として7番・松本が左越えに大会通算40本目となる満塁本塁打。この回一挙8点を奪った。

 続く8回にも3点を挙げ、終わってみれば14長短打で12点。先発の板東は9回に星稜・北村に3ランを浴びるなど4点を失ったものの、最後まで投げ抜いた。

 4季連続出場の鳴門は今春のセンバツで初戦を突破しているが、夏の甲子園では1980年の2回戦で前橋工(群馬)に延長12回4―3でサヨナラ勝ちして以来の勝利。

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