巨人、4時間超の死闘ドローもVマジック1減り38に

[ 2013年8月10日 22:40 ]

<広・巨>9回1死、同点ソロ本塁打を放つロペス

セ・リーグ 広島5―5巨人

(8月10日 マツダスタジアム)
 4時間を超える真夏の死闘は延長12回でも決着はつかなかった。それでも巨人は1点ビハインドの9回1死からロペスの左越え14号ソロで追いつき、貴重なドローで優勝マジックを1つ減らし38とした。

 中盤までは完全に試合の主導権を握っていた。初回1死二塁から村田の右越え適時二塁打で先制すると、続く阿部が左越え26号2ランを放ち、いきなり3点を奪った。さらに6回にも阿部の右越え27号ソロが飛び出し、リードを4点に広げた。

 だが、6回まで1安打投球を続けていた先発・杉内が7回、突如崩れる。5連続長短打を浴びて一気に同点に追いつかれ、1死後、ルイスに勝ち越し打を許した。

 しかし、負けなかった。前夜、原政権で最速となるマジックを点灯させたチームの“強さ”が土壇場で表れる。1死からロペスの同点弾。その後、追加点は奪えなかったが、リリーフ陣が踏ん張り相手に得点を与えなかった。

 一方、広島にとっては痛いドロー。前夜、4-0から逆転負けした“仕返し”とばかりに7回、怒とうの反撃で逆転しながら、9回に永川勝がまさかの被弾。上位進出へ苦しい戦いは続く。

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2013年8月10日のニュース