大谷 初中継ぎは2回0封 “ねじ伏せた”23球が150キロ超え

[ 2013年8月10日 06:00 ]

<日・ロ>6回から登板し、2回無失点だった大谷

パ・リーグ 日本ハム0-2ロッテ

(8月9日 札幌D)
 「ピッチャー・大谷」のコールに、札幌ドームはどよめきに包まれた。0―2の6回、ケッペルの後を受け、日本ハムの大谷が7試合目で初めての中継ぎで登板した。

 「ゼロで抑えて、何とか流れを変えたかった」。2回を投げ、1安打無失点、3奪三振。全30球中24球が直球で、1球以外は全て150キロを超えた。最速は155キロ。6回は先頭の今江にいきなり安打を許したが、「走者が出ても気にならなかった。きょうみたいな感じでいければいいのかな」と後続を落ち着いて打ち取った。

 栗山監督は大谷の中継ぎ起用について「ダブル先発というか、場所がないので当たり前のこと」と説明。先発の頭数がそろったことや、右肩の故障から復活したケッペルの登板間隔を次回から詰めるため、試合中盤から大谷を投入する予定だった。先発投手として育てる基本方針に変わりはないが、来週も4試合の変則日程のためブルペン待機する可能性が高い。救援という短期勝負ならではの長所も存分にのぞいたこの日の投球。指揮官は「どういう意図で短いイニングを投げたのか、生かしてくれればいい」と今後の財産とすることを求めた。

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2013年8月10日のニュース