マー君　メジャー４球団が視察　ヤンキースはＧＭ補佐が初視察

＜楽・ソ＞田中を視察するヤンキースのエプラーＧＭ補佐

パ・リーグ 楽天５－０ソフトバンク

（8月9日 Ｋスタ宮城）
　Ｋスタ宮城のネット裏ではヤンキース、レンジャーズ、ナショナルズ、ブレーブスの大リーグ４球団のスカウトが楽天・田中を視察した。

　ヤ軍はビリー・エプラーＧＭ補佐が初視察。幹部クラスでは初めてで同ＧＭ補佐は、かつてダルビッシュ（現レンジャーズ）の獲得に向け極秘来日するなど、ヤ軍のＦＡやトレード戦略の中心を担う人物だ。田中の一球一球を熱心にチェックしたが「球団の決まりで何も話せない」と語るにとどまった。

　ただ、田中の今オフの大リーグ入りには問題が残っている。ポスティング・システム（入札制度）が昨年オフに失効していることが判明。さらに、大リーグの薬物問題の影響で新制度策定に向けた日米間の協議は中断中。新制度が成立しなければ、海外フリーエージェント（ＦＡ）権を持たない田中にとって今オフ大リーグに行く道はなく、新制度の成立の可否に注目が集まる。