初の決勝ならず…選手をねぎらう東監督「力を出し切ってくれた」

[ 2013年4月2日 14:22 ]

<敦賀気比―浦和学院>5回裏浦和学院2死二、三塁、木暮に2点二塁打を許した先発岸本。左は生還する二走山根

第85回選抜高校野球準決勝 敦賀気比1―5浦和学院

(4月2日 甲子園)
 最後は代走・米満凪が守備妨害を取られ、敦賀気比にとってはあっけない幕切れとなった。福井県勢として78年の50回大会で準優勝した福井商以来35年ぶりの決勝進出を逃した東哲平監督(32)は「やっぱり悔しいです」と正直な心境を口にした。

 初回、2死走者なしから3番・山田が右前打で出塁し、続く4番・喜多の左翼線二塁打で先制。幸先いいスタートを切ったが、4回の連打も8回の山田の二塁打もすべて2死からと苦しんだ。「いい形で先制できたが、相手の打線の方が上でした」と東監督。初の決勝進出はならなかったが、それでも「選手は5試合すべてで力を出し切ってくれた」と愛弟子たちの奮闘をねぎらった。

 初回、浦和学院の4番・高田に3試合連続アーチとなる逆転2ランを浴びたエースの岸本は「打たれたのはカーブ。センターフライだと思ったが、運ばれてしまった」と相手のパワーに脱帽。それでも「またレベルアップして夏に帰って来たい」と前を向いた。

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