おかわり7試合ぶり復帰で「打つよ」有言実行弾

[ 2012年8月15日 06:00 ]

<オ・西>8回表無死、中村(左)は中越えに同点ソロを放ちベンチで祝福される

パ・リーグ 西武3-2オリックス

(8月14日 ほっと神戸)
 これぞ4番の一撃だった。1点を追う8回無死。7試合ぶりに「4番・一塁」で先発復帰した西武の中村は、粘りの投球を続けていた先発・岸にベンチで「打つよ」と宣言した。

 フルカウントまで粘って待った平野の直球をバックスクリーンへ。本塁打トップの李大浩(イデホ)の目の前で3本差に迫る同点の17号ソロ。左膝に違和感を訴えて先発を外れていたが、3安打を放ち「結果を出したかった。会心?そうですね。いいところに行ってくれた」と振り返った。

 主砲の一発で追い付くと、延長11回に敵失で勝ち越し。貯金を今季最多タイの4とした渡辺監督も「大きな1勝。これからを見越した上でこの試合がポイントになると思っていた」と表情を緩ませた。12日の日本ハム戦(西武ドーム)で2発を放ったオーティズを控えに回してまで、完調ではない中村を起用しただけに「サンちゃん(中村)も十分分かってくれてたと思う。一つの勝ちに執念を見せていく」。首位・日本ハムには1・5ゲーム差。中村の4番復帰がさらなる上位浮上へ、勢いを加速させる。

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2012年8月15日のニュース