エラーから崩れた　マエケン今季２本目の被弾

＜広・ヤ＞３回２死一塁、ミレッジに２ランを浴びる前田健

セ・リーグ 広島２－４ヤクルト

（8月14日 マツダ）
　広島はＣＳ進出を争う眼下の敵・ヤクルトに、痛い逆転負けを喫した。１点先制直後の３回だ。２死後、飯原の何でもない遊ゴロを梵が失策。これが、エース・前田健が暗転する端緒となった。

　続く上田に右中間に運ばれると、中継プレーが乱れ、単打にもかかわらず一塁走者の生還を許した。狂った右腕のリズム。ミレッジには勝ち越しの中越え２ランを浴びた。今季２本目となる被本塁打だった。６回で球数１１４球を要し、５安打３失点で降板。ただ、自責点は０だった。

　降雨のため試合開始が１時間遅れた。１０年ゴールデングラブ賞の名手・梵のよもやのミスは、その影響があったのか…。６回にこの日３安打目となる意地のソロ本塁打を放って「打った瞬間いくと分かった」と広報を通じてコメントした。

　ただ、追撃もここまで。前田健は５敗目を喫し、ヤクルトに０・５ゲーム差接近を許した。