マドンナ・ジャパン 台湾にコールド勝ち!小西は2勝目

[ 2012年8月15日 11:45 ]

2勝目を挙げた小西美加

 第5回IBAF女子野球W杯は14日、カナダ・エドモントンで予選ラウンドを行い、3連覇を目指す日本代表「マドンナ・ジャパン」は1次リーグ第4戦で台湾を11―1の5回コールドゲームで下した。通算成績は3勝1敗。

 日本らしい足を使った攻撃で台湾のリズムをかき乱した。初回、1死一、二塁からダブルスチールを試みると、捕手の三塁送球ミスを誘い、二塁走者中野が一気に生還。4番西が四球を選び、5番川端から3連打で2点を追加した。なおも8番金の三塁線への打球を三塁手が捕球ミスする間に2人がホームを踏むなど、計5点を先制した。

 4回にも3四死球と3本のヒット、この日2度目のダブルスチールなどで5点を奪うと、5回には3番三浦の右前打を皮切りに無死満塁の好機を作り、最後は六角の中前適時打で今大会3回目のコールド勝ちを決めた。

 投げても先発小西が28分の降雨による中断がありながら、5回をエラーによる1失点のみと初戦のオランダ戦に続いて自身2勝目を挙げた。

 ▼小西美加の話 雨での中断もありましたけど、ちょっとなんかある方が投げやすいんですよね。すべてが完ぺきに行っていると今までうまくいってないんですよね。ちょっと悪条件過ぎましたけど、何が起こっても自分の投球をしようと心掛けていました。いかに不利な状態でどれだけベストが出せるかを目標にしていたので。私にとってはすべてが好条件に感じられる試合でした。

 ▼中村茜の話 初回チャンスで回ってきて、ランナーを還そうというよりは後ろにつないでチームの流れを切らさないように打席の中では考えていました。とにかくチームに勢いをつけたかったです。バントヒットはサインではなく、自分の意思です。走者が出ていて、みんな打っているし、私も塁に出ることを考えて何か出来ることを考えた結果です。

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2012年8月15日のニュース