「校歌聞いてうれしい」秋田商・太田監督 主将で1勝、監督でも1勝

[ 2012年8月15日 16:28 ]

<秋田商―福井工大福井>3回裏秋田商1死満塁、柳田が投前にスクイズを決める。投手上野、捕手真鍋

第94回全国高校野球選手権大会2回戦 秋田商8―3福井工大福井

(8月15日 甲子園)
 古豪・秋田商が夏15年ぶりの勝利。自身が現ヤクルトの石川とバッテリーを組み、主将として出場した97年大会以来の初戦突破に、太田監督は「勝ちを意識せずやった結果。校歌を聞いてうれしく思う」と喜んだ。

 初回に2点を先行されたが、その裏に福井工大福井・菅原の乱調で得た好機を逃さず、打者一巡の猛攻で逆転に成功した。1回戦でナックルカーブを駆使して10三振を奪った菅原に対し、太田監督の指示は「変化球がボールになることが多い。積極的に待て」。主将の三浦健は「2ストライクまで待ての指示で思うように四球になった。太田先生はさすが」と話した。

 3回には3四球で無死満塁のチャンスを築いたが、9番佐藤創はスクイズ失敗。しかし続く柳田は2ストライクからスクイズを成功させ、太田監督の期待に応えた。

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2012年8月15日のニュース