NPB委員長らWBC問題交渉も進展なし

[ 2012年8月15日 06:00 ]

 日本プロ野球選手会が不参加を表明している来春のWBC出場問題で、日本野球機構(NPB)の島田利正国際関係委員長(日本ハム球団代表)らが13日(日本時間同日夜)、ニューヨークで米大リーグ機構(MLB)などで構成される大会主催者と交渉したが、進展は見られなかった。

 MLBアジアのジム・スモール副社長は「条件変更するつもりはない。NPBと選手会の問題。それを解決して日本が参加することを望む」と、選手会が求める日本代表のスポンサー権などの帰属を含めた参加条件の見直しをしない方針をあらためて示した。島田委員長は「厳しい状況に変わりはない」と話した。NPB側は日本に持ち帰って対応を協議する方針だが、WBCの予選ラウンドは来月19日(同20日)にスタート。残された時間は少ない。

 ≪新井会長「何もない」≫米国側との交渉結果について日本プロ野球選手会の新井会長は「報告は受けましたが、現時点で僕からお話しすることは何もありません」と話すにとどめ、松原徹事務局長は「状況を聞いてから選手会の対応を考えたい」と話した。選手会では、NPBの国際関係委員長を務める日本ハムの島田利正球団代表が、15日に帰国した後に交渉内容を聞く予定。

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2012年8月15日のニュース