グライシンガー1211日ぶり完投 白星も8戦ぶり

[ 2012年8月15日 06:00 ]

<ソ・ロ>完投し、ファンの声援に応えるグライシンガー

パ・リーグ ロッテ3-1ソフトバンク

(8月14日 ヤフーD)
 指先も気にしなかった。ロッテのグライシンガーが9回4安打1失点で巨人時代の09年4月21日、ヤクルト戦(長崎)以来となる1211日ぶりの完投で7勝目。チームの2位を死守した。

 初回、内川の中犠飛で1点を失ったが、3~7回は完全投球。前回7日の西武戦(QVCマリン)で右手中指にマメができたが「チェンジアップを投げると引っかかるが、投げないと有効な投球ができない」と、8回無死一塁で柳田を二塁ゴロ併殺に打ち取るなど、要所で宝刀を投げ込んだ。

 6勝目は6月6日のDeNA戦(QVCマリン)だった。そこから7戦も白星に恵まれなかっただけに西村監督も「中継ぎ陣が登板過多になっていた。この完投は大きい」と助っ人右腕の復活を喜んだ。96年アトランタ五輪では米国代表として銅メダルを獲得した実績もある。ロンドン五輪期間中に充電したパワーをここから爆発させる。

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2012年8月15日のニュース