柳津ビックパワーズ16強 女子の千葉成珠2安打2打点

[ 2012年8月15日 06:00 ]

今大会初戦を白星で飾りスタンドにあいさつする柳津ビックパワーズナイン

全日本学童軟式野球大会2回戦 柳津6-2富陽学童野球クラブ

(8月14日 神宮)
 神宮球場など5会場で2回戦16試合が行われた。東日本大震災の影響で昨夏は不参加だった宮城代表は柳津(やないづ)ビックパワーズが初戦に臨み6―2と快勝。桑野シルバータイガース(徳島)、小立(山梨)などとともに16強入りした。15日は2会場で3回戦8試合が行われる。

 「聖地・神宮」での初戦となった柳津ビックパワーズ。西條昌良監督(69)は「場所がどこだろうと柳津の野球をやろう」と選手たちを送り出した。2回に千葉成珠(なるみ、6年)の適時二塁打などで2点を先制。その後も打線がつながり4点を追加すると、投げては阿部樹(6年)、阿部隼(同)の二枚看板で2失点に抑えた。

 2安打2打点と活躍した千葉成はチーム期待の女子選手。試合前は緊張から涙を流していたが「下級生からの励ましがうれしかった」と立ち直り勝利の原動力となった。

 全国出場が決まってからは練習時間を倍に増やし中学生との試合も組んだ。「つらかったけど自信になっている」と主将の阿部隼。震災を乗り越え厳しい練習に耐え抜いたナインの戦いはまだ終わらない。

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2012年8月15日のニュース