去年の苦い思い出よぎったマエケン「9回は本当に緊張」

[ 2012年4月6日 21:00 ]

DeNA戦に先発した広島の前田健
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セ・リーグ 広島2-0DeNA

(4月6日 横浜)
 無安打無得点試合を達成した広島の前田健は、人生初の大記録に「まさかできるとは思っていなかった。プロ野球のシーズンでできたということが本当に光栄です」と顔をほころばせた。

 11年のレギュラーシーズン最終戦のヤクルト戦でも大記録達成に迫りながら、9回1死から初安打を許すとそこから逆転サヨナラ負けを喫した苦い思い出がある。「(そのときの記憶が)かなりよぎりましたね、9回に打たれたので。9回は本当に緊張しました」と振り返った。

 「味方が先制点を取ってくれて、1-0という緊迫した試合だったので、そういう試合だったからできたのかなと思います」。1点リードの展開が続いたことも緊張の糸が途切れなかった要因だ。

 チームでは1999年の佐々岡以来の快挙。同じ背番号「18」を背負うだけに「18と言えばエースナンバーなので、その背番号に恥じないようなピッチングをしたいと思います」と力強く語った。

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2012年4月6日のニュース