ミスター超えた　宮本守備記録でまず勲章

＜ヤ・神＞初回無死、宮本は平野の三邪飛を捕球する

セ・リーグ ヤクルト１－３阪神

（4月5日 神宮）
　ヤクルトの名手・宮本がまた一つ勲章を手にした。初回、先頭打者・平野のファウルフライを捕球。三塁手としての連続守備機会無失策を２１５とし、６９年の巨人・長嶋茂雄を抜くプロ野球新記録を達成した。

　「大変光栄に思います。投手が打ち取った打球をしっかりアウトにすることを心掛けてきた。年（４１歳）がいっても守備で迷惑かけずにできているのかなと思う」。打球が予測できる遊撃手から三塁手に転向。打球への反応が「試行錯誤しながら昨年から落ち着いた」という。この日は今季初の無安打に終わったが、ベテランは今度は打撃の大記録となる２０００安打（あと１７本）へ向かう。