ネズミ一匹通さん!セコムが斎藤守ります

[ 2011年1月11日 06:00 ]

鎌ケ谷にある日本ハムの「勇翔寮」

 注目のドラフト1位・斎藤佑樹投手(22)を24時間警護する。日本ハムが千葉県鎌ケ谷市にある「勇翔寮」のセキュリティー強化を大手警備会社「セコム」(本社・東京都渋谷区)に委託したことが10日、分かった。12日からの新人合同自主トレ開始を前に施設周辺の危機管理をレベルアップ。9日深夜にはネズミの侵入で警備員が出動するなど、黄金ルーキーを守るためにいかなる不審者も許さない態勢が整った。

 斎藤人気が過熱する一方で、球団は不測の事態にも対応できる準備を整えていた。「平日だけでなく、土日、祝日も警備員がいます。3人で交代しながら巡回すると聞いている」と球団関係者。年明けの元日から警備サービス業国内トップのセコムから勇翔寮管理室に警備員を配置した。

 鎌ケ谷にあるファイターズタウンには球場、室内練習場に寮が隣接する。野球漬けとなる若者には最高の環境だが、地域密着を掲げる球団方針は北海道を本拠地とする1軍だけでなく、鎌ケ谷の2軍も変わらない。そのため球場内やフェンスで仕切られている寮周辺以外の一部の立ち入り禁止区域を除いて、近隣の住民やファンらは敷地内を自由に出入りできるのが現状だ。

 しかし、斎藤が加入することによって、どのようなファンが見学に訪れるかも分からない。実際に平成の怪物と騒がれた中田が08年に入寮した際にも一部で盗撮行為が発覚したこともあった。これまでの地域に開かれた環境を維持しながら、注目ルーキーを守る。そのためにファイターズタウンの門が閉鎖される午後10時半まで警備員を配置させることは当然の策ともいえた。

 もちろん、警備員不在となった深夜も機械警備で24時間安全を確保する。9日深夜1時頃には寮内で激しい防犯警報が鳴った。「まるでコピー機が故障したような音だった」と勇翔寮の吉崎管理担当。すぐさまセコムの警備員がやってくると、不法侵入があったとされる球場内を徹底調査。最終的には犯人がネズミであったことが判明した。とんだ災難だったが、逆にこの珍騒動がどんな侵入者も許さないという予行練習にもなった。

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