広陵・有原、暴投で散る…「大学で鍛え直す」

[ 2010年8月13日 06:00 ]

<聖光学院・広陵>7回2死二、三塁、ワイルドピッチで振り逃げとなり、三塁走者・遠藤雅に生還を許す広陵・有原(奥)

 【広陵0―1聖光学院】痛恨の1球で今大会屈指の右腕が散った。わずか4安打で完投しながら敗れた広陵・有原は、涙ながらに「きちっと低めにいっていたし、自分の中では一番いい投球だった」。

 0―0で迎えた7回2死二、三塁。フルカウントからの直球が暴投になり、両チームで唯一の得点を献上してしまった。「真っすぐを力いっぱい投げて、力んでしまいました」。それでもこの日は自己最速の149キロをマーク。広島・苑田スカウト部長が「大学生を含めてもアタマ(ドラフト1位)でいけるくらい」と絶賛する逸材は、卒業後は早大に進学希望。「大学で鍛え直してプロを目指します」と、次のステージでの活躍を誓った。

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2010年8月13日のニュース