ああ13連敗 能代商大敗「私の認識の甘さです」

[ 2010年8月13日 13:30 ]

能代商―鹿児島実 3回裏能代商1死、西方が遊ゴロで一塁に飛び込むがアウト。一塁手揚村

 【能代商0―15鹿児島実】25年ぶりの夏の大舞台は予想もしなかった大敗に終わった。「力の差があることは分かっていたが、ここまでとは…。私の認識の甘さです」。能代商・工藤監督も完敗を認めざるを得なかった。

 守備のリズムの破たんが全てを狂わしてしまった。秋田大会6試合で5失策のチームが、初回にエラーで先制点を許すと信じられない1試合6失策。甲子園の雰囲気に慣れる前に自滅した。
 予選で3割1分5厘を記録した打線もわずか3安打。6回1死までパーフェクトに抑えられ、三塁を踏むことさえできず、25年前と同じく完封負けとなった。
 これで秋田県勢は夏の全国大会で13年連続初戦敗退。最後に勝ったのは97年。現在ヤクルトのエース、石川擁した秋田商が島根・浜田の和田(現ソフトバンク)と投げ合ってサヨナラ勝ちを収めて以来、歓喜の瞬間を味わっていない。
 かつては宮城県と並んで東北での中では強豪校が出場していたが、それも昔の話。来夏こそ奮起を期待したい。

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2010年8月13日のニュース