新記録の15点!鹿児島実 毎回全員23安打「できすぎで次が怖い」

[ 2010年8月13日 13:45 ]

能代商―鹿児島実 2回表鹿児島実2死三塁、藤田が中前へ適時打を放つ

 【鹿児島実15―0能代商】大量リードも攻撃の手を緩めなかった。「(点差が開いても)雑にならないように自分のスイングをしろと、試合の途中でも引き締めた」と鹿児島実・宮下監督。甲子園での県勢新記録の15得点、毎回の23安打が飛び出し、鹿児島県勢の夏60勝目を派手に飾った。

 「できすぎで次が怖い」と宮下監督が言うように、チーム打率は2割6分8厘。鹿児島大会では“貧打”に悩んだというが、その姿は一変。「低い打球を打つ」という方針に徹し、どの打者もコンパクトに振り抜き、甲子園のダイヤモンドを我が物顔に駆け回った。
 ワンサイドゲームになっても犠打を絡めるなどあえて1点を取る野球にこだわった。「つないでつないで点を取るのが元来のスタイル。それを崩したくなかった」と宮下監督。圧勝でも鹿実の“形”を崩すことはなかった。

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2010年8月13日のニュース