成田が快勝で3回戦へ!中川10K完投も不満

[ 2010年8月13日 19:06 ]

成田―八戸工大一 力投する成田先発の中川

 第92回全国高校野球選手権大会第7日は13日、甲子園球場で2回戦を行い、成田(千葉)が八戸工大一(青森)を10―2で下して、3回戦に進出した。成田は13安打を放ち、中川が10三振を奪って完投した。

 成田の中川は11安打を許しながら10奪三振で2失点完投。「全然駄目。勝負どころでの制球はあったが、野手に助けられた」。1失点完投した1回戦の智弁和歌山戦に比べて不満の残る内容だった。

 苦手という打撃では先制打を含む3安打1打点。今大会注目の右腕は「(過去の公式戦で)3安打の経験はない。たまたま」と最後まで浮かれた様子はなかった。

 ▽八戸工大一・長谷川監督「九回が始まる前に意地でも2けた安打しようと言って達成できた。よく粘ってくれた」
 ▽八戸工大一・藤田主将「最後まであきらめず、全力で野球ができた。何も悔いはない」
 ▽八戸工大一・佐々木周右翼手(2試合無安打の2年生)「先輩たちに連れてきてもらったが、恩を返せなくて悔しい。新チームになったら死ぬ気で引っ張りたい」
 ▽成田・金子主将「中川の調子が悪かったんで、野手が頑張ろうと声を掛けた。つなぐ意識が大量点につながった」
 ▽成田・高橋左翼手(2安打2打点)「1回戦ではチャンスで打てなかったんで、少しでもチームに貢献できるよう、球に食らい付こうと思った」

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2010年8月13日のニュース