恨み節こらえて…阪神助っ人「東京D特有のホームラン」に泣いた

[ 2010年8月4日 06:56 ]

 【阪神2―6巨人】1週間前、先月27日に猛虎を奪首へ導いた男が首位陥落の黒星を背負い込んだ。首位決戦の先陣を託されたスタンリッジが5回3失点で降板。加入後の2敗目で5月25日のロッテ戦から続いていた連勝が6で止まった。

 「調子は良い悪いで言えば、決して良くはなかった。その中でゲームをつくろうと思った結果だったから仕方ない…」

 4回、小笠原に右翼席最前列に先制弾を打ち込まれた。本拠地の甲子園球場なら、いや、東京ドーム以外なら本塁打にならなかっただろう。「東京ドーム特有のホームランだろうけど、しっかり投げるべきところに投げていれば、防ぐことができたと思う」。恨み節は胸の奥に閉じこめた。

 5回の失点は2死無走者から。こちらの方を強く悔いた。工藤に死球。続く坂本に対して途中、3連続でけん制球を挟むなど一塁走者に神経を払いすぎたのか、フルカウントから四球。一、二塁から松本、小笠原に連続適時打を浴びた。

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2010年8月4日のニュース