阪神が首位奪回!脇谷、セ界タイ14試合連続得点も…

[ 2010年8月4日 18:02 ]

 プロ野球、セ・リーグの首位攻防戦、巨人―阪神15回戦は4日、東京ドームで行われ、阪神が8―4で快勝し、一夜にして首位を奪回した。先発のメッセンジャーが7回10安打も2失点と踏ん張り、3勝目。巨人は先発の内海が5回7安打5失点の背信投球で2位に陥落した。

 阪神は2回1死一、三塁から浅井の二ゴロが併殺崩れとなる間に三走が生還し、1点を先制。なおも2死一塁でメッセンジャーが放った打球は左中間席に向かって一直線。佐々木三塁塁審が一度は本塁打と判定したが、すぐに審判団が集まってビデオで確認した結果、フェンスの上部に当たった打球と判定を変更。責任審判員の笠原二塁塁審が二塁打と判断して2死二、三塁から試合を再開した。セ、パ両リーグを合わせてシーズン10件目となるビデオ判定。メッセンジャーの2ラン“幻”となったが、阪神は続く鳥谷が右前2点タイムリー、平野にも右前適時打が出て、この回一挙4点を奪った。
 巨人は4回、ラミレスが右越えに35号ソロを放ち、1点を返したが、阪神は5回1死三塁からマートンが右前適時打を放ち、リードは再び4点に。
 さらに阪神は6回2死一、三塁から平野が今季1号となる3ランを右中間スタンドに運び、8―1と大きくリードを広げた。
 巨人はその裏、2死一塁から阿部の中越え二塁打で1点を返し、9回には脇谷が無死一塁から左翼へ5号2ラン。これで脇谷は14試合連続得点のセ・リーグタイ記録に並んだが、反撃はそこまでだった。

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2010年8月4日のニュース