ギーエン発言に理解「ラテン系の選手にも通訳がいた方がいい」

[ 2010年8月4日 09:00 ]

 ギーエン監督の発言に、日本、ラテン系双方の選手を抱えるチームの地元紙が呼応した。論調は「日本選手バッシング」ではなく、同監督が意図した中南米選手への待遇が中心だった。

 ニューヨーク・タイムズ紙は3日付の朝刊で、高橋尚成投手を含めベンチ登録25人のうち15人が米大陸以外の出身というメッツを「ギーエン発言にも一理ある」の見出しで取り上げた。18歳でマイナー入りした時には全く英語が話せなかったプエルトリコ出身の主砲ベルトラン外野手の苦労話を伝え、同選手は「通訳がいれば大きな助けになる」と語った。
 高橋は通訳を通じて、日本のプロ野球には英語、韓国語、スペイン語などそれぞれの通訳がいることを紹介。「ラテン系の選手にも通訳がいた方がいい」と述べた。
 シカゴ・トリビューン紙(電子版)は、福留孝介外野手のいるカブスのソリアーノ外野手を取材。かつて広島でもプレーしたドミニカ共和国出身の同選手は「大リーグ全球団でスペイン語通訳を置くべきだ」と主張した。ただ、「英語を勉強することも必要」とも話した。(共同)

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2010年8月4日のニュース