中日4連敗…落合監督「夏は打たなきゃしんどい」

[ 2010年8月4日 22:31 ]

6回途中、森コーチ(80)から交代を告げられる中日先発の山井

 【中日2-4ヤクルト】中日が苦境に立たされた。先発の山井が序盤から失点してリズムをつくれず、打線も10安打を放ちながら2点止まり。1分けを挟んで4連敗となったが、落合監督は「こういう試合もある」といつも通り冷静だった。

 連敗ストップを託された山井が、1回2死から畠山にソロ本塁打を浴びた。1―1の3回にも安打と2連続四球で自らピンチを広げ、田中に勝ち越し打を許した。投手の石川に2四球を与え、3打席すべてで出塁を許した。締まらない投球で6回途中4失点で降板。「悪いなりに粘れたけど、慎重になった気がする」と反省を口にした。

 投手力が生命線の中日にとって、先発の出来は試合を大きく左右する。1回の失点はこれで4試合連続となり、後半戦開始後の8試合中7試合は3回までに失点し、先行逃げ切りの勝ちパターンをつくれていない。

 守りの悪い流れに連鎖するように、攻撃でも好機を生かし切れない。森野、ブランコの3、4番は2試合連続の無安打。指揮官は「投手はそれなりに投げていると思う。夏は打たなきゃしんどい」と打線の奮起を求めた。

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2010年8月4日のニュース