初球仕留めた!福留、2年ぶり代打本塁打

[ 2010年8月4日 12:54 ]

 カブスの福留孝介外野手は3日、シカゴでのブルワーズ戦の7回に代打で右越え本塁打を放った。守備には就かなかった。打率は2割5分。チームは3―4で敗れた。

 久しぶりの豪快な一発だった。カブスの福留は7回1死無走者の場面で代打をコールされた。初球をたたくと、打球は右翼席中段に飛び込んだ。今季9号、大リーグ移籍1年目の2008年8月以来の代打本塁打に、地元の観客から大きな声援が送られた。
 若手選手に定位置を奪われた6月以降、途中出場が増えて打撃の勘が狂い始めた。前夜の試合でも守備固めから登場。回ってきた打席で痛烈なライナー性の右飛を放ったが、「(打撃の感覚が)よく分からない」と苦しい心情を漏らしていた。
 それでも代打を告げられると、「途中から出るのに、バットを振らなくちゃ意味がない」。貫き続ける強気な気持ちが、持ち前の思い切りのいい打撃を引き出した。(共同)

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2010年8月4日のニュース