起爆剤は1、2番!鳥谷、平野で快勝の阪神

[ 2010年8月4日 22:33 ]

6回阪神2死一、三塁、平野が右中間に2年ぶりの本塁打となる3ランを放つ

 【阪神8-4巨人】胸のすくような快勝で、阪神が1日で首位を奪回した。2点止まりだった前日と同じ11安打ながら、この日は8得点。起爆剤になったのは、計5安打で6点をたたき出した1、2番だった。

 1点を先行した後の2回2死一塁で、メッセンジャーの一振りは左中間への2ランかに見えた。一度は本塁打の判定だったが、ビデオ確認の結果、二塁打とされ、二、三塁に。それでも次打者で控えていた1番の鳥谷は動揺を見せず、外のスライダーをとらえて右前へ2点適時打。背番号1は「何とかつなごうと思った。しっかり見極めて、じっくり打てた」と自賛した。2番の平野も右前適時打で続き、この回4点。真弓監督は「鳥谷と平野が続いてくれて、かえって(二塁打の判定で)良かったんじゃないか」とご満悦だった。

 5回には鳥谷の二塁打と平野の犠打で5点目につなげ、さらに6回には平野が2008年5月3日以来の本塁打となる3ラン。首位攻防戦での貴重な一発に「これからは結果が大事」と胸を張った。強打者が並ぶ中軸以外で点を取った真弓監督は「下位からいいつながりだった」。敵地での大きな1勝を、かみしめるように言った。

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2010年8月4日のニュース