内海 背信の5失点…原監督皮肉の「ベストピッチ」

[ 2010年8月4日 22:10 ]

5回5失点で5敗目を喫した巨人・内海

 【巨人4-8阪神】5回5失点と試合をつくれなかった内海に、原監督もあきれた表情を浮かべるしかなかった。首位の座を再び明け渡す投球内容に「ベストピッチでしょう」とのコメントで左腕を皮肉った。

 二回は投手のメッセンジャーに長打を許した。不用意な甘い直球がこの回の4失点につながった。ラミレスが反撃のソロを放った直後の五回には先頭の鳥谷に二塁打され、平野の送りバントの後、マートンに適時打を浴びてしまう。

 指揮官は「1点を取って、5点目を取られた。点数的には(ダメージが)大きかった」。いとも簡単に点を与えては、チームにリズムなど生まれるはずがない。

 内海は昨季不振だったにもかかわらず、今季の開幕投手を任された。絶対的なエースに育てよう、という原監督の期待の大きさからだ。しかし7月以降に投げた5試合は勝ち星がない上、これで計23失点。本来、投手陣をリードする立場の左腕が、むしろチームの足を引っ張っている。

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2010年8月4日のニュース