17試合ぶり先発白星!オビスポが7回無失点

[ 2010年7月31日 22:54 ]

 【巨人5-0広島】17試合ぶりに、巨人の先発投手が勝った。オビスポが7回無失点の好投で、負の連鎖をストップ。右腕は「状況はもちろん意識していたし、責任を感じて投げた。ここから新しいスタートだよ」と意気揚々と話した。

 内容的には綱渡りだった。一回から五回まで毎回、得点圏に走者を背負う。それでも「二回は球数が多くて四球も出したが、あそこを切り抜けて尻上がりに制球も上がってきた」と振り返るように、勢いのある直球と鋭く曲がる変化球を要所では低めに集め、適時打を許さずに粘った。
 厳しい場面では原監督が支える。勝利投手の権利がかかる五回、2死一、三塁のピンチ。指揮官は自らマウンドへ行き「一番大事な場面。君のゲームだから何とかしろ」と激励。意気に感じた右腕もそれに応えて抑え、七回まで投げきった。
 ゴンザレスが不調で2軍落ちし、先発陣のやりくりはさらに苦しい。打線が低調な広島相手とはいえ、オビスポの好投は光明だ。原監督は「投手コーチから『とにかく辛抱してくれ』と言われていた。粘り強く抑えたのは他の投手にもいい影響がある」と孝行息子の出現を喜んだ。

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2010年7月31日のニュース