大家5年ぶり、日本では初完投勝利

[ 2010年7月31日 20:49 ]

6回、勝ち越し3ランを放ったスレッジ(左)を迎える横浜先発の大家(44)

 【横浜7-1ヤクルト】9回までマウンドを守り抜いたのは、ブルワーズ在籍時の2005年以来。横浜の大家は2安打1失点で、日本での初完投勝利を挙げた。「出来すぎ。先発として長くイニングを投げることが重要だと思っている」と、わずかな喜びと自負をのぞかせた。

 動く速球を両コーナーに投げ分ける真骨頂の投球で、淡々とアウトを積み重ねた。先頭打者を出したのは、失点した五回だけ。今季は7回以上投げたことはなかったが、6回以降を完ぺきに抑えた。尾花監督は「前半は内角をうまく使い、後半から緩い球を使いながらうまく組み合わせていた」と巧みさを称賛した。

 援護に恵まれず、8試合勝ち星がなかった。この日は、打線が6回に一挙6点。大家自身も2安打1打点と活躍した。「自分より、チームが勝ってないことが重要だった」と話す34歳は貫禄十分の内容で5月19日以来の白星を勝ち取り、チームの連敗も5で止めた。

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2010年7月31日のニュース