あの伝説のバッテリー以来へ 大体大浪商“あと1つ”

[ 2010年7月31日 15:01 ]

 高校野球の大阪大会準決勝が31日、舞洲球場で行われ、14度目の甲子園を目指す大体大浪商が春の府大会準優勝の金光大阪を接戦の末、3―2で倒し、決勝に進出した。

 昨夏は1回戦敗退という屈辱を味わった古豪の夏決勝は、1979年(昭54)に優勝して以来31年ぶり。元横浜監督で中日、ロッテで活躍した牛島和彦投手と“ドカベン”こと元南海の香川伸行捕手のバッテリーで甲子園で4強まで勝ち進んだ時代までさかのぼることになる。
 昨年4月に就任したOBの四田監督は、かつて社会人の住友金属を率いて日本選手権優勝を経験。昨夏新型インフルエンザの影響で直前の練習ができず初戦敗退したチームを、2年目で決勝まで導いた。「新生浪商をアピールする場ができた」と監督は控えめに話したが、2年生エースの北畑は3連投となる決勝に向け「強気で抑える」と意気込んだ。
 決勝の相手は春の近畿大会2位の履正社。1試合平均10点近い得点を挙げてきた強打戦を擁する優勝候補に、4回戦からすべて1点差で勝ってきた勝負強い大体大浪商が久々の栄冠を勝ち取るべく挑戦する。

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2010年7月31日のニュース