阪神-中日は延長12回引き分けに終わる

[ 2010年7月31日 19:30 ]

3回、2ランを放ちガッツポーズで二塁へ向かう中日・堂上剛

 【阪神5-5中日】互いに譲らず、延長12回の末に引き分けた。阪神は4―5の9回2死満塁から浅井の内野安打で同点としたが、その後は打線が沈黙。中日は同点の9回に森野の適時打で勝ち越したものの、その裏に岩瀬が打たれ、逃げ切れなかった。

 セ・リーグ首位の阪神は31日、甲子園球場で中日と対戦した。先発投手は阪神が鶴、中日が中田賢。

 初回、阪神は1死一、二塁で新井が左翼線へ適時二塁打を放ち2点を先制も、三塁に走った新井はタッチアウト。新井は後半戦4試合連続安打で、「何も意識せず、思い切っていこうとだけ思っていた」と初球の内角速球を豪快に振り抜いた。

 だが2回、中日はブランコ、和田の連打などで築いた無死一、三塁で、堂上剛が併殺打の間に1点。さらに谷繁が二塁打、堂上直が敬遠の2死一、二塁で中田賢自ら右翼へ適打を放ち追いついた。3回には四球の和田を塁に置き、堂上剛が右翼へ1号2ランを放ち勝ち越した。
 その裏、阪神は1死一、三塁の好機を作るが、ブラゼル、金本が連続三振。4回にも2死、二、三塁とするが、平野が三ゴロと、あと1本が出ない。

 両チームとも毎回走者を出すが得点できず、試合は終盤に突入。阪神は7回、中日の3番手・浅尾からブラゼルがバックスクリーンへ巨人のラミレスと並ぶ33号ソロを放ち1点差とした。さらに8回には、4番手・清水を攻め、城島が安打と犠打で二塁に進み、代打・関本が四球の1死一、二塁とした。投手が高橋に交代も、続く鳥谷が右越え適時二塁打を放ち、とうとう追いついた。

 中日も9回、堂上直の右前打を足場に築いた2死一、三塁で森野が左前適時打を放ち、勝ち越した。
 その裏、中日は守護神・岩瀬が登板。阪神は新井の二塁打と狩野、城島の死球で2死満塁とし、浅井のショートへの内野安打の間に追いついた。

 延長12回、中日は大島の左前打を足場に築いた無死満塁の好機も生かせず無得点。

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2010年7月31日のニュース