T―岡田2発で単独トップ24号!オリックスが7連勝

[ 2010年7月31日 21:25 ]

7連勝を喜ぶT―岡田(右から3人目)らオリックスナイン

 【オリックス8-5楽天】快音が響く。高く上がった打球が、ぐんぐん伸びていく。「ボールに逆らわず、うまく振り抜けた」。中堅やや左方向へのこの日2発目は、リーグ単独トップに立つ24号。T―岡田のけん引するオリックスが好調だ。7連勝でAクラス浮上を視界にとらえた。

 どちらも高めの甘い球だった。詰まり気味だったと明かす本人をよそに、岡田監督は「2本とも打った瞬間いくと思った」。確実性を重視したノーステップ打法で、左打者からは一番遠いゾーンへ運ぶパワーはけた外れだ。赤川トレーニングコーチは「トレーニングであそこまで(体)は大きくならない。生まれ持った天性のもの」と舌を巻く。持論は「動きの中で付く筋肉がいい筋肉になる」で、ウエートトレーニングよりもスイングを徹底的に繰り返す。
 気温とともに調子を上げ、7月は9本塁打目。チーム一の大食漢は、夏場でも体重が落ちることはないという。登録は93キロだが「今は105…くらいですね」。母校の履正社高はこの日、大阪大会の決勝進出を決めた。自らは甲子園出場が果たせなかった22歳は「負けないように頑張ります」と宣言した。

続きを表示

2010年7月31日のニュース