松坂 ようやく見えた復帰戦

[ 2010年4月17日 15:13 ]

 首と背中の張りで調整が遅れていたレッドソックスの松坂が26日(日本時間27日)から始まるブルージェイズ戦で今季大リーグ初登板することが16日、ほぼ固まった。マイナー戦で2試合、計11回を無失点。本人は「自信を持って、上で投げて大丈夫だと言える」と早期昇格を希望していた。

 だが首脳陣は予定通りあと1試合、マイナー戦での調整を決めた。希望はかなわなかったが「普段のシーズンでも百パーセントにするのは難しいが、その状態に近づける時間を与えてもらったと思って、有効に使いたい」と前向きにとらえた。
 気持ちはすでにメジャーへ向かっている。もう一度格下の打者に気持ちを高めなければならない。「上で投げる緊張感を求めるのは難しい。レベルが落ちるのは当然で合わせてしまうこともある。これまではその中でいいところもしっかり出せているし、持続したい」
 速球狙いの打者に真っ向勝負して打ち取れば自信になるのか、との問いには「そうであれば、それだけ自分のボールが戻ってきている証拠。それはメジャーの試合でもありますけどね」。戦闘態勢を保つため、相手が待っている球種をあえて投げることも考えている。(共同)

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2010年4月17日のニュース