「集中する男」松井秀 11試合連続4番「休養考えていない」

[ 2010年4月17日 10:02 ]

ブルージェイズ戦の2回、中前打を放つエンゼルス・松井秀

 元同僚や古巣のファンから祝福され感動的な記憶を刻んだニューヨークから、トロントに舞台を移した。試合前に記者から松井秀が「感情を整えるのは困難では」と問われたソーシア監督は「打席に入れば勝利のために集中する男だよ」。それを裏付けるように二回の第1打席に中前に運んだ。

 外角主体に攻めるマーカムの投球を一振りで仕留めた。内野ゴロになりそうな際どい球には手を出さず、フルカウントから甘く入った6球目にバットを繰り出した。
 開幕から11試合続けて4番で先発出場した。古傷の「左ひざの状態は開幕からずっといい」と松井秀。軸足がぶれないだけに相手の緩急にも対応できる。3号ソロを放った前日は走塁でも元気なところを見せた。ソーシア監督は「いまは振れているし、現時点で彼を休養させることは考えていない」と話した。
 「選手である以上、毎試合出たい」と松井秀は言う。思う存分、プレーしている。(共同)

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2010年4月17日のニュース