広島 2戦連続サヨナラ勝ち!広瀬が決めた

[ 2010年4月17日 18:09 ]

9回、サヨナラ打を放ちナインの手荒い祝福を受ける広島の広瀬

 【広島8-7中日】2試合連続のサヨナラ勝ち。広島の野村監督は試合後、珍しく自ら口を開いた。「打線が相手の強力な投手陣に向かっていった。そういう力があることを僕も再確認した」。劣勢をはね返し、興奮を隠せなかった。

 先発の長谷川が四球を連発する最悪の展開で二回途中に降板、四回には森野の3ランで1―7とされた。だが「きのうのサヨナラの雰囲気がつながっていた感じ」と指揮官。四、五回で計5点。特に効いたのが小技だ。この間2盗塁と足を駆使しただけでなく、セーフティーバントも失策を誘い、得点につながった。
 広島が目指す細かい野球を実践して流れをたぐり寄せ、八回には途中出場の赤松の三塁打で同点。最後は九回2死二、三塁で広瀬が中前にはじき返した。自身初のサヨナラ打に何度もガッツポーズしたヒーローは「つないでくれたチャンス。決めようと思った」とチーム一丸を強調した。
 野村監督は「(今後)あの試合を忘れるな、という試合になった」と話した。指揮官とともに、選手も自信を深める逆転劇だった。

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2010年4月17日のニュース