もう十分…松坂３Ａで６回Ｏ封！２１日にも復帰

３Ａで６回３安打無失点で投げ終えベンチに戻るレッドソックス・松坂（右）

　【３Ａ・ポータケット２－３バファロー】首痛で故障者リストに入っているレッドソックスの松坂大輔投手（２９）が、最短で２０日（日本時間２１日）のレンジャーズ戦にもメジャー復帰する可能性が出てきた。

　１５日（同１６日）、メッツ傘下３Ａバファロー戦に先発し、６回を３安打無失点。１０日（同１１日）の５回無失点に続いてマイナー戦１１イニング連続無失点とし、「上で投げるにはもう十分。自信を持って大丈夫と言える」と猛アピールした。
　準備は整った。最速こそ９１マイル（約１４６キロ）と前回の１５０キロに及ばないが、引っ張られた当たりはわずか１本。球威はあった。課題と掲げ、この日の全８６球中４４球を投じた変化球も及第点。１、３、５回はすべて先頭打者に安打を許し得点圏に走者を背負ったが、コース、緩急を巧みに使い分け切り抜けた。中でも「前回は曲げようと思わないと曲がらなかったが、自然と腕を振る中で曲がってくれた」というスライダーに自信をつかんだ。
　レ軍首脳陣は３試合の調整登板を示唆してきたが、本人への指示は「２試合」。１６日（同１７日）に一度ボストンへ戻って今後の方針を話し合うが、チームは現在先発陣の防御率はリーグワースト３位の４・７０。４番手・ウェークフィールドはこの日も６失点ＫＯ。５番手のバックホルツは不調で中継ぎ降格説まで浮上している。チーム状況は、確実に松坂の早期復帰を望んでいる。

　▼レ軍傘下３Ａポータケット・ソーバー投手コーチ（次回の登板について）それはメジャーの首脳陣が決めること。まだ何も言われていない。