松井秀「やり残し?特別ない」

[ 2010年3月31日 11:15 ]

 エンゼルスの松井秀喜外野手は30日、アリゾナ州テンピでのブルワーズ戦に「4番・左翼」で出場、3打数1安打だった。内容は一ゴロ、空振り三振、左前打で八回の守備から交代した。チームは延長十回、1―1で引き分けた。

 約1カ月に及ぶアリゾナでのキャンプを終えた。大きな波もなく、着実に状態を上げた。エンゼルスの松井秀は「シーズンの準備はある程度できた」と手応えを語った。
 一番気に掛けたのがひざだった。「悪くなることなく過ごせた。非常にいいスプリングトレーニングだった」。この日はオープン戦3度目の守備に就いた。
 八回に退くまで守備機会は飛球をさばいた1度だけだった。それでも「実際に守りに就いていて、勘が出てきた」と明るく言う。昨季は守備から離れ、忘れていた感覚が徐々に戻ってきた。
 この日の3打数1安打を含め、ここまで打撃は39打数10安打。「状態が上がってきた。いい準備ができている」とバットの調整も抜かりなく進めてきた。開幕に向け、やり残したことは「特別ない」。言葉の端々から自信がにじみ出る。
 開幕は4月5日(日本時間6日)。残り3試合のオープン戦は「シーズンと同じ気持ちでやれればいい」と言う。体調面に不安はない。あとは気持ちを高めていくだけだ。((共同)

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2010年3月31日のニュース