新戦力が勝負強さ発揮!スレッジ本拠初勝利呼んだ

[ 2010年3月31日 23:12 ]

 【横浜8―5巨人】米大リーグ時代の愛称「スレッジ・ハンマー」にふさわしい豪快な一振りで、本拠地のファンに歓喜を呼び込んだ。横浜のスレッジが九回、内角直球を完ぺきにとらえた。打球は大歓声とともに右翼席へ。村田が敬遠された直後のサヨナラ3ランに「興奮していて言葉が出ない。本当にうれしい」とまくしたてた。

 日本ハム時代の昨年、楽天とのクライマックスシリーズで放った逆転サヨナラ満塁本塁打をほうふつとさせる値千金の一発だった。尾花監督は「彼はここぞというところで勝負強い。何かを起こしてくれると思っていた」と称賛した。
 長打力を期待されて加入した。2年連続最下位のチームを救う責務を十分に感じている。「球団は大きく変わろうとしていて、その役に立ちたい」と新天地でのプレーを決めた。
 一回に4失点しながら、投打が踏ん張って八回に追い付いた。最後は前の打席まで3三振の新戦力が、本拠地初勝利に導く初アーチ。「横浜のファンの前でこういう仕事ができて興奮している」。新生横浜の象徴的な大砲がチームを活気づけた。

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2010年3月31日のニュース