ナイターなら負けない!“夜王”岸1勝!

[ 2010年3月31日 06:00 ]

<西・ソ>今季初勝利の岸はファンとタッチ

 【西武3―2ソフトバンク】西武の岸が7回2安打2失点で今季初勝利。昨年13勝中12勝がナイターだった右腕がチーム今季初ナイターに勝っておどけた。

 「連戦の頭を勝ちたかった。夜の帝王とか新聞に書かれていたけど特に意識はない。まあしっかり睡眠を取れる。今までずっと(朝)早かったので…」。4四球を与えたが7回1死まで無安打投球。「無安打?知っていたけど、四球をムダに出していたのでヒットを打たれているような気分だった」。それでも切れのある直球で押した。最速は141キロも129球中72球が直球。37個のストライクを奪った直球のうち20球はファウルで奪い「真っすぐで押して行けたのがよかった」と振り返った。
 西武では96年に自身がマークして以来の無安打無得点を逃した右腕に渡辺監督は「7回途中?まだ言うのは早いねえ」と笑ったが「これで乗っていってほしいね」と称えた。

 <中島復調2安打>開幕5試合でチーム打率・187だった打線が復調気配だ。中島は3回2死二塁、5回2死一、二塁で2打席連続の左前打。自身もこの試合まで19打数3安打と不振にあえいでいただけに「チャンスで回ってきた時に打てて、少しずつ上向いている」と振り返った。初回に栗山が今季チーム初盗塁を決めるなど3盗塁。渡辺監督も「理想的な攻撃ができた」と手応えを感じていた。

 ▼西武潮崎投手コーチ(今季初勝利を挙げた岸に)変化球のコントロールができてなかったけど、真っすぐがよかった。四球を出したところでよく踏ん張った。

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2010年3月31日のニュース