時本、先制打&2ラン!大垣日大20連勝

[ 2010年3月31日 06:00 ]

<大垣日大・大阪桐蔭>8回裏2死、大垣日大・小尾の打球が頭に当たり担架で運ばれる大阪桐蔭・河原を心配そうに見つめる西谷監督

 【センバツ 大垣日大6―2大阪桐蔭】昨秋の明治神宮大会覇者が、公式戦20連勝で準優勝した07年以来の8強入りを果たした。

 光ったのは8番・時本の打撃。2回に中前に先制適時打を放つと、2点リードの4回は1死一塁から内角の難しい球を右翼席に豪快に運んだ。「スタンドの歓声も聞こえなかった。最高です」。昨秋の公式戦は20安打中、長打は二塁打が1本だったが、冬場に連日、約300球のティー打撃と約2時間のフリー打撃で打ち込んだ成果を発揮した。甲子園通算勝利数を単独8位の34勝とした阪口監督は「百点満点。足りないところはない」と、手応えを感じていた。

 <27年ぶり珍事!近畿勢消えた>近畿勢最後のとりでも完敗し、出場7校すべて敗退。ベスト8に1校も進出できなかったのは、83年以来、27年ぶりの珍事となった。2回に失策も絡んで2点を先制され、その後も投手陣が踏ん張れず、打線も終盤にようやく2点を返しただけ。西谷監督は「守りのリズムがつくれない中で、バットでカバーしようと思ったが力が足りなかった」と残念がった。

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2010年3月31日のニュース