4番の不調を全員でカバー 西武が今季初の連勝

[ 2010年3月31日 22:40 ]

 【西武9―3ソフトバンク】強打が売りの西武打線だが、この日の先発メンバーで3割を超えているのは1人もいない。開幕から調子が上がらず、安打が出ても得点には結び付かない。これまでは「点」だった攻撃だが、ようやく「線」になった。

 1―3の四回。巽の制球が乱れたところをとらえた。無死一塁からG・G・佐藤の2ランでまず同点。さらに3四球で2死満塁とし、中島が走者一掃の二塁打。「あの回は勢いに乗っていたので、そこに便乗して打った」という3番打者の一振りで、一気に試合をひっくり返した。
 中島はこれで2試合連続の複数安打だ。後を打つ中村がこの日で25打数1安打と苦しむのを「焦ることないと思うし、みんなでカバーしながらいきたい」と気遣い、打線の核となっている。
 今季初の連勝に「いい形の点の入り方だった」と渡辺監督。あとは出遅れている主砲の調子が上がれば、いつものすきのない打線が戻ってきそうだ。

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2010年3月31日のニュース