もらい忘れ…日本ハム5年目興奮のプロ初本塁打!

[ 2010年3月31日 10:29 ]

 【日本ハム4―8オリックス】日本ハムの高口隆行内野手(26)が30日のオリックス戦で途中出場。プロ5年目で初アーチを放ち、完敗の中にも一矢を報いた。

 6点を追う7回2死一、二塁。昨季0勝3敗の天敵・岸田の失投を左翼席最前列へ運んだ。9回には遊ゴロで最後の打者となり、悔しさをにじませる。それでもベンチに戻ると、記念ボールを受け取り大事そうにこの日の日付を記した。
 「感触は良かった。チャンスだったので、初球から積極的にいこうと思っていた。今までやってきたことが出ればいいと思っていたけど、結果で出て良かった」。興奮のあまりスタンドに投げ入れるB・Bの人形をもらい忘れるオチまでつけ「全然気付きませんでした。もらったことがないので…」と苦笑した。
 3年目の一昨年、74試合に出場し昨年は勝負の年と位置づけたが、1軍出場はわずか3試合。「悔しかったけど去年は去年。今年は気持ちを切り替え、今は落ち着いて打席に入るようにし、気持ち的に成長したかも」。正遊撃手のベテラン金子誠が左脇腹痛で出場選手登録を抹消される危機的状況。梨田監督は「(先発出場の)加藤政が2三振。ショートはあまりやったことがないけど、ケガ人もいるし本人にはチャンス」とさらなる活躍を期待していた。

続きを表示

2010年3月31日のニュース