通算1000本安打達成にムネリン感激!

[ 2010年3月28日 06:00 ]

<ソ・オ>投打のヒーロー杉内(左)と川崎は笑顔で握手を交わす

 【ソフトバンク6―2オリックス】7回2死一、三塁。ソフトバンク・川崎の打球は鋭く一塁線を破った。貴重な追加点となる2点打は、プロ11年目で大台に到達する通算1000本安打となった。

 「入った時は1000本打てるなんて思わなかった」と川崎は振り返る。99年ドラフト4位で入団当時は無名の存在だった。周囲を見てレベルの違いを感じて「なんで僕なんか、取ったんだろう」と悩んだ時期もあった。それでも練習の虫は努力を重ねて主力選手となり、日本代表にも名を連ねるまでになった。
 合同自主トレを行う師匠・イチローからは08年中の1000本安打達成をノルマとされていた。約束は果たせなかったが、日米通算3308安打のイチローの背中を追って、少しでも近づけるよう今後も安打を重ねていく。「いい投手からヒットを打ちたい。その思いは変わらない」。開幕5試合連続安打。今年の川崎のバットは休息知らずだ。

 <スライダー切れた!杉内「粘ってなんぼ」>杉内は、制球がやや安定しなかった序盤を乗り切ると尻上がりに調子を上げた。スライダーが切れ、失点は田口のソロのみで7回まで毎回の14奪三振。「粘りが持ち味ですから。投手は粘ってなんぼ」と気持ち良さそうに話した。6回3失点の3・20開幕戦、日本ハム戦(札幌ドーム)に続いて早くも2勝目に「ラッキーですよ」と笑顔だった。

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2010年3月28日のニュース